【2025年 朝日杯FS回顧】重馬場の激闘を制したのは「センスの塊」カヴァレリッツォ!上位5頭が示した「実力差」とは?

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G1

Last Updated on 2025年12月29日 by 競馬おじさん

こんにちは、競馬おじさんです。

今回は、2025年12月21日に行われた2歳マイル王決定戦

「朝日杯フューチュリティステークス(G1)」 の回顧

を行っていきたいと思います。

当初は雨が止む予報もありましたが、昼過ぎからまさかのザーザー降り。

結果的に「重馬場」での開催となりました。

競馬の定説として「道悪は紛れ(波乱)が起きやすい」と言われます。

しかし、終わってみれば……?

今回は、雨中の決戦で見えた上位馬の実力差と、来年のクラシック戦線へ向けた重要な教訓を振り返っていきます。


レース結果と上位入線馬の分析

結果としては、2番人気、5番人気、1番人気での決着。

5着までを見ても、1〜5番人気が順当に掲示板を確保するという、ある意味で「非常に堅い」結果となりました。

【1着】カヴァレリッツォ(2番人気)

見事にG1タイトルを手にしたのは、C.デムーロ騎手騎乗のカヴァレリッツォでした。

  • 勝因の分析: 何と言っても「ポジション取りの巧さ」に尽きます。重馬場の中、クリスチャン・デムーロ騎手が内でじっと我慢させ、ロスなく立ち回った判断が光りました。
  • レース内容: 直線に向いてもまだ余力を残しており、最後はきっちりと前を捕らえての差し切り勝ち。タフな馬場も苦にしないパワーと、一瞬で抜け出すセンスの良さが際立った勝利でした。

【2着】ダイヤモンドノット(5番人気)

2着には、C.ルメール騎手騎乗のダイヤモンドノットが逃げ粘りました。

  • 驚異の粘り腰: 1400m質のスピードがある馬なので、ハナを切る(逃げる)展開は予想できましたが、まさかこのタフな馬場で最後まで残すとは……。
  • ルメールマジック: ペース配分が絶妙でした。「さすがルメール」と言うほかありません。私の予想では紐(連下)評価でしたが、ここまで強い競馬をするとは嬉しい誤算であり、馬券的には痛い誤算でした(笑)。

【3着】アドマイヤクワッズ(1番人気)

1番人気に推された私の対抗馬アドマイヤクワッズは3着でした。

  • 敗因: 4コーナーでの手応えは抜群で「勝ったか!?」と思わせましたが、最後は伸びきれませんでした。やはり、重馬場の影響に加え、勝負所で外を回さざるを得なかった「距離ロス」が響いた印象です。内を突いた勝ち馬との差は、まさにここにあったと言えるでしょう。

人気馬の敗因と次走への期待

【4着】エコロアルバ(3番人気・おじさんの本命)

私の本命だったエコロアルバは、惜しくも4着でした。

  • レース回顧: 中団やや後ろから進め、4コーナーではアドマイヤクワッズと共に素晴らしい手応えで上がっていきました。「この2頭の一騎打ちか!」と夢を見ましたが、最後は脚色が一緒になってしまいました。
  • 敗因: 直線で前を捕らえるために外を回したロスと、やはり道悪が堪えた可能性があります。一瞬の切れ味は相当なものを持っているので、良馬場なら巻き返し必至でしょう。

【5着】リアライズシリウス(4番人気)

紐で狙っていたリアライズシリウスは5着。

  • レース内容: いつもの先行策ではなく、中団(6番手あたり)からの競馬になりました。最後は追い込んでいますが、やはり右回りのコーナーワークに少し戸惑いがあったのか、あるいは馬場適性の差が出たのか。能力があることは証明しましたが、少し消化不良な内容だったかもしれません。

2025年朝日杯FSから得られた「来年への教訓」

今回のレースは「重馬場=荒れる」という安直な図式を否定する、「実力馬が実力通りに走った」レースでした。

【教訓】

  • 「道悪こそ騎手の腕」:C.デムーロ騎手の内枠を活かした騎乗と、ルメール騎手の絶妙な逃げ。悪条件だからこそ、一流ジョッキーの判断力が勝敗を分けました。
  • 「外回しのリスク」:今の阪神の重馬場で、外をブン回して勝ち切るのは至難の業。コースロスを最小限に抑える立ち回りがG1では不可欠です。

来年の3歳戦線に向けて

今回の結果を受けて、来年の主役たちがはっきりと見えてきました。

もちろん、ここから全ての馬がマイル路線に進むわけではありません。

スタミナと成長力を見込んで「クラシック路線(皐月賞・日本ダービー)」へ挑戦する馬、あくまでスピードを武器に「マイル路線(NHKマイルC)」の頂点を目指す馬と、それぞれの適性に合わせて道は分かれていくでしょう。

しかし、どの路線に進んだとしても、今回激闘を演じたこの上位5頭が、世代の中心(主役)になる可能性は極めて高いと言えます。

  1. カヴァレリッツォ (完成度No.1。距離延長もこなせそうなセンスの良さ)
  2. ダイヤモンドノット (圧倒的なスピード。マイル路線の絶対王者候補)
  3. アドマイヤクワッズ (地力上位。タフな流れも経験し、クラシックでも楽しみ)
  4. エコロアルバ (良馬場の瞬発力勝負なら、ダービー等の大舞台でも)
  5. リアライズシリウス (左回り替わりで本領発揮か。)

彼らがこれからどんな成長曲線を描き、春の大舞台で再戦するのか。

距離適性やローテーションを含め、その動向から目が離せません。

(まあ、おじさんは今回馬券を外してしまって、ふところが「重馬場」状態ですが……涙。春までには良馬場に戻しておきます!)


【補足データ】レース結果・配当

今回の朝日杯FSの公式記録です。復習にお役立てください。

レースコンディション

  • 発走時刻: 15:40
  • コース: 阪神 芝1600m (右 外 A)
  • 天候: 小雨
  • 馬場状態:

払い戻し結果

券種馬番 / 枠番払い戻し人気
単勝8360円2人気
複勝8
10
12
140円
210円
130円
2人気
5人気
1人気
枠連5 – 6900円5人気
馬連8 – 101,390円6人気
ワイド8 – 10
8 – 12
10 – 12
490円
230円
560円
7人気
1人気
8人気
馬単8 → 102,280円10人気
3連複8 – 10 – 121,290円3人気
3連単8 → 10 → 127,510円20人気

レース結果・着順

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差人気単勝
158カヴァレリッツォ牡256.0Cデム1:33.223.6
2610ダイヤモンドノット牡256.0ルメー1:33.33/458.3
3712アドマイヤクワッズ牡256.0坂井1:33.5113.1
433エコロアルバ牡256.0松山1:33.51/234.9
5813リアライズシリウス牡256.0津村1:34.02 1/244.9
611グッドピース牡256.0西村淳1:34.21 1/41092.2
722ホワイトオーキッド牝255.0北村友1:34.2アタマ11124.7
846タガノアラリア牡256.0ジェル1:34.2アタマ850.7
945ストームサンダー牡256.0岩田康1:34.41 1/414240.7
1034コスモレッド牝255.0藤岡佑1:34.4クビ13221.4
1157コルテオソレイユ牡256.0川田1:34.61 1/4622.2
12711カクウチ牡256.0岩田望1:34.81982.9
13814レッドリガーレ牡256.0吉村1:34.93/412206.0
1469スペルーチェ牡256.0三浦1:34.9アタマ738.6

レース後コメント(抜粋)

上位入線馬および注目馬の騎手コメントです。

勝因・敗因の分析や、次走以降の狙い目の参考にしてください。

1着 カヴァレリッツォ(C.デムーロ騎手)

「スタートが普通ぐらいだったので、中団から競馬をしました。前に人気馬がいたので、それを見ながらレースを進めました。

直線で内側がゴチャゴチャしていたので、スペースがあるのかなと思ったのですが、内をついた時に良い伸びをしていました。クリストフ(ルメール騎手)の馬がある程度良い脚で前を行っていたので、それを捉えられるか少し心配でした。しかし最後は馬も頑張ってくれて、しっかり捉えてくれました。

前回は若さを出して、アドマイヤクワッズに負ける形になりましたが、そこから厩舎やノーザンファームの方々の尽力のおかげで、しっかりと馬がGIで走れるようになりました。これはチームの勝利だと思います」

2着 ダイヤモンドノット(C.ルメール騎手)

「いいリズムで逃げて運べました。直線に向いて、手応えは良かったです。 ただ、馬場と最後の坂がこたえました。距離は1600mがギリギリです。良馬場なら最後まで粘れたと思います。頑張ってくれました」

3着 アドマイヤクワッズ(坂井瑠星騎手)

「4コーナーで内から思った以上にやられてしまい、そこで少し脚を使ったぶん、最後の脚が鈍りました。良馬場ならもっとやれたと思います」

4着 エコロアルバ(松山弘平騎手)

「いい馬です。スタート良く、いい反応を見せてくれましたが、ポジション取りの差が出たと思います」

5着 リアライズシリウス(津村明秀騎手)

「ゲート入りに手こずりましたが、ゲートの中では許容範囲でした。スタートはある程度出ましたが、3コーナーからハミを取らなくなって、調教と同じになっていました。 右回りなのか、体を持て余しているのか、それでも5着に粘っていますし、力は示してくれました。また来年頑張ります」

その他掲示板外のコメント

  • 6着 グッドピース(西村淳也騎手) 「ロス無く走れました。少し道中はエキサイトしましたが、前に壁があり、すぐに落ち着きました。また来年頑張ります」
  • 7着 ホワイトオーキッド(北村友一騎手) 「GIの舞台でも落ち着いている馬です。大舞台を経験して強くなってくれればと思います」
  • 8着 タガノアラリア(ジェルー騎手) 「クリストフ(ルメール)の後ろのいい位置で運べた。もう少し距離は短い方がいいのかな」
  • 9着 ストームサンダー(岩田康誠騎手) 「現状ではよく頑張っている。グッと来るところもあった」
  • 10着 コスモレッド(藤岡佑介騎手) 「追走が忙しかった。自己条件なら頑張れる」
  • 11着 コルテオソレイユ(川田将雅騎手) 「馬にとっても厩舎にとっても、いいトライだったと思います」
  • 12着 カクウチ(岩田望来騎手) 「センスがいいし決して悪い馬じゃない。ちょっとずつ力をつけていけば」
  • 13着 レッドリガーレ(吉村誠之助騎手) 「ブリンカー効果はあったと思います」
  • 14着 スペルーチェ(三浦皇成騎手) 「リズム良く感じたけど、直線はトモ(後肢)が取られて、気持ちが乗ってこなかった」

【出典・参照元について】 ※本記事内に掲載しているレース後の騎手・調教師コメント等の内容は、以下のメディアの公式発表情報を参照・引用しています。

  • ラジオNIKKEI
  • スポニチ

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