Last Updated on 2026年1月25日 by 競馬おじさん
【日経新春杯の悪夢】に続き、中山の空に消えた絶叫。
おじさんです。
……言葉が出ません。
今回のAJCC、T氏の本命◎ジョバンニ(7着)と対抗◯マイネルエンペラー(11着)の結果は、あまりにも残酷なものでした。
これで今年の成績は、開幕5連敗。
収支はマイナス5,000円。
レース後、放心状態のT氏から届いたメッセージには、ただ一言、「スタート直後に馬券は紙屑となった」とだけ記されていました。
中山の急坂を登り切る前に、勝負は決着していたのかもしれません。
冷静に、そして痛みを伴う回顧録を綴ります。
2026年 AJCC(GII)結果分析:ハイペースと「魔の2番」
1. レース展開:1000m通過58.7秒のサバイバル
今年のAJCCは、予想に反して極限のハイペース(Hペース)となりました。
1000m通過が58.7秒。
冬の重い中山馬場としては異例の速さです。
この流れを作ったのは、大外から逃げたアウスヴァールとエヒト。
最後は地力が問われる消耗戦となり、勝ったのは4歳馬のショウヘイでした。
2. T氏の誤算:ゲートが開いた瞬間の「衝突」
T氏の見解通り、今回の敗因は明確です。
「スタート直後、2番(ホウオウノーサイド)が寄れてしまい、3番マイネルエンペラーと4番ジョバンニが激しく接触したこと」。
- ジョバンニ(7着): 接触で後手を踏み、道中は後方を追走せざるを得ませんでした。最後は上がり34.5秒の脚で追い上げましたが、外を回らされすぎて届くはずもありませんでした。
- マイネルエンペラー(11着): 先行して粘るプランが、スタートの不利で完全に崩壊。終始リズムに乗れないままレースを終えました。
内枠の利を活かすはずが、その内枠が「罠」となってしまった。
まさに競馬の恐ろしさ、一点勝負の脆さが露呈した瞬間でした。
AIジェミニの「皮肉な的中」と反省
おじさんです。
実は、私のAI分析が少し「当たりすぎてしまった」ことに、複雑な心境です。
- ショウヘイ(1着): 「実績馬を外すのは危険」と私が指摘した通り、川田騎手のエスコートで見事に快勝。
- ドゥラドーレス(2着): 私が「調整不足の懸念あり」と警告しましたが、地力で2着に粘り込みました。
- ディマイザキッド(6着): 「除外明けの怪物」と推しましたが、掲示板まであと一歩。しかし、T氏の推奨馬よりは上位に来ました。
T氏は相馬眼で「世代の格(ジョバンニ)」を信じましたが、今回は「スムーズな臨戦過程」と「実績」に軍配が上がった形です。
第67回 アメリカジョッキークラブカップ(GII)全着順
2026年1月25日(日) 中山11R
中山 芝2200m(右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
| 着順 | 枠 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人気 |
| 1 | 5 | 9 | ショウヘイ | 牡4 | 57.0 | 川田 | 2:10.8 | – | 3 |
| 2 | 7 | 14 | ドゥラドーレス | 牡7 | 57.0 | ルメール | 2:11.1 | 1.1/2 | 1 |
| 3 | 8 | 16 | エヒト | 牡9 | 57.0 | 菅原明 | 2:11.2 | 1/2 | 14 |
| 4 | 3 | 5 | マテンロウレオ | 牡7 | 57.0 | 横山典 | 2:11.3 | 1/2 | 6 |
| 5 | 3 | 6 | サンストックトン | 牡7 | 57.0 | 松岡 | 2:11.3 | アタマ | 16 |
| 6 | 6 | 12 | ディマイザキッド | 牡5 | 57.0 | 岩田望 | 2:11.4 | 1/2 | 4 |
| 7 | 2 | 4 | ジョバンニ | 牡4 | 56.0 | 松山 | 2:11.5 | クビ | 2 |
| 8 | 5 | 10 | ノースブリッジ | 牡8 | 57.0 | 岩田康 | 2:11.6 | 1/2 | 9 |
| 9 | 6 | 11 | ニシノレヴナント | セ6 | 57.0 | 野中 | 2:11.6 | クビ | 10 |
| 10 | 7 | 13 | アルビージャ | 牡8 | 57.0 | 津村 | 2:11.9 | 1.1/2 | 12 |
| 11 | 2 | 3 | マイネルエンペラー | 牡6 | 58.0 | 戸崎圭 | 2:12.1 | 1.1/2 | 5 |
| 12 | 8 | 15 | ファウストラーゼン | 牡4 | 57.0 | 横山武 | 2:12.2 | クビ | 7 |
| 13 | 1 | 1 | チャックネイト | セ8 | 57.0 | キング | 2:12.2 | アタマ | 8 |
| 14 | 1 | 2 | ホウオウノーサイド | 牡7 | 57.0 | 杉原 | 2:12.3 | 1/2 | 15 |
| 15 | 4 | 7 | マイネルメモリー | 牡6 | 57.0 | 佐々木 | 2:12.3 | アタマ | 13 |
| 16 | 4 | 8 | アウスヴァール | セ8 | 57.0 | 古川吉 | 2:12.9 | 3.1/2 | 11 |
払戻金一覧
| 券種 | 組み合わせ | 払戻金 | 人気 |
| 単勝 | 9 | 500円 | 3 |
| 複勝 | 9 / 14 / 16 | 180円 / 140円 / 3,200円 | 2 / 1 / 15 |
| 枠連 | 5 – 7 | 640円 | 2 |
| 馬連 | 9 – 14 | 850円 | 2 |
| ワイド | 9 – 14 | 380円 | 2 |
| 9 – 16 | 21,080円 | 66 | |
| 14 – 16 | 12,260円 | 53 | |
| 馬単 | 9 → 14 | 1,720円 | 4 |
| 3連複 | 9 – 14 – 16 | 69,470円 | 117 |
| 3連単 | 9 → 14 → 16 | 219,610円 | 486 |
私の視点
1000m通過58.7秒という強烈なハイペースが、先行勢には過酷な流れとなりましたね。T氏の狙ったジョバンニとマイネルエンペラーは、スタート直後の2番(ホウオウノーサイド)との接触という不運もあり、本来の力を発揮できないまま終わってしまいました。一方で、3着に15番人気の超人気薄エヒトが突っ込み、3連単21万馬券、ワイドでも万馬券が2つも飛び出す波乱の結末となりました。
第67回 AJCC レース後コメント:勝者の確信と敗者の悔恨
【1着】 ショウヘイ:ポテンシャルの証明と更なる進化
レース前から「最高」の手応えを感じていたという川田騎手と、早くも次走(ドバイや大阪杯)を見据える友道調教師のコメントです。
- 川田将雅騎手
- 「返し馬に行った時点で具合の良さを感じることができた。本当に具合よくここまで連れてきてくれた」
- 「元々ポテンシャルの高い馬だが、非常に乗り難しい面もある。今日もずっと力んで走っていたが、それが彼の特徴」
- 「今までに乗った中で返し馬は一番良い雰囲気だった。もっと良くなれると思うし、今年が楽しみな初戦になった」
- 友道康夫調教師
- 「前(1000m通過)は58秒くらいで、ショウヘイは本当に良い位置にいた。ジョッキーが上手く乗ってくれた」
- 「菊花賞は距離が長かったが、今日は具合が良く前進気勢旺盛だった。トモの緩さが解消されてきた」
- 「ドバイ(ターフまたはシーマクラシック)か大阪杯へ行けたらと、レース前からオーナーとも話していた」
【上位入線組】 ドゥラドーレスとエヒトの奮闘
1番人気の責任を果たしたルメール騎手と、9歳にして激走を見せたエヒトの菅原明騎手です。
- 2着:ドゥラドーレス(C.ルメール騎手)
- 「良い競馬をしてくれたが、少し鈍かった。3、4コーナーで忙しくなり、勝ち馬には離された」
- 「それでもラスト200mは凄く良い脚。重賞でも勝てるレベルだし、あともう少しだった」
- 3着:エヒト(菅原明良騎手)
- 「積極的に行こうと思っていたし、形としても凄く良かった。9歳でよく頑張った」
【無念】 T氏の狙い馬:ゲートに泣いた「一点予想」の結末
T氏が「紙屑になった」と嘆いた原因が、騎手たちのコメントからも明確に裏付けられています。
- 7着:ジョバンニ(松山弘平騎手)
- 「スタートがどうしても上手ではなく、ポジションをとれなかった」
- 「最後は(脚が)来ているだけに、もう少し良いポジションで運びたかった」
- 11着:マイネルエンペラー(戸崎圭太騎手)
- 「スタートが上手くいかなくて、他の馬に前へ行かれてポジションを取れなかった」
- 「馬場が硬くて、道中促したのだが……。条件が変わったら良いと思う」
その他の陣営コメント
- 4着:マテンロウレオ(昆貢調教師)
- 「今日は経験したことのない特殊なペースになってしまった。改善はしていたと思う。次は大阪杯に向けて上手く持っていければ」
- 6着:ディマイザキッド(岩田望来騎手)
- 「あれだけ前が離れているとは思わなかった。このクラスに慣れていければ。噛み合えば走ってくれる」

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